挙式や披露宴は1度きり!後悔のないウエディングフォトを!

結婚式代わりに利用したウェディングフォト

2020年12月18日 12時16分



結婚して10年が経ち、今では互いにあの頃の初々しさは失ってしまいましたが、それでも妻と結婚できたことは嬉しく思っています。
結婚を考えた当初僕らはまだ20代前半で互いにお金がなく、結婚式を挙げるのは無理だということは理解していました。
妻は結婚式なんてお金がかかるだけだと言っていましたが、本音はやはりウェディングドレスを着て、バージンロードを歩きたかったのだと思います。
そんな妻のためになにか出来ることはないかと考え、僕が思いついたのはウェディングフォトでした。
インターネットでウェディングフォトについて調べてみると、考えていたよりも多くの業者があり、
その中には5万円程度の割安な費用で撮影してくれるところもありました。

このくらいの費用ならば僕たちの雀の涙程度の貯金でも十分行えると思い、安いながらも利用者からの口コミが良かったウェディングフォト業者に連絡を取りました。
後日業者の方に妻と一緒に足を運び、担当に付いたスタッフの方と一緒に予算内で収まる撮影方法や衣装、アルバムのページ数等について話し合いました。
担当についてくれたスタッフの方は僕たちと変わらない20代前半の方ながら、親身になって僕たちの要望を聞き、それに応えるべく努力してくれました。
特に衣装選びは、妻の希望を聞きながらも安く借りられるドレスを何着も紹介してくれました。
そして、撮影当日。メイクルームも撮影場所も業者が入っているビルの一室内にあったので、他の利用者の方達に見られることもあり、
その視線も気になりましたが、メイクも髪型もしっかりと整えてもらい、まるで別人のように仕立て上げてもらえました。
ドレスに着替えた妻は本当に綺麗で、妻も自分自身の変わりぶりに驚き、感動していました。
その妻の姿を見て、結婚式を挙げてあげられないことに悔しさを感じながらも、写真だけでも残すことにして本当に良かったと思いました。

カメラマンの方も担当のスタッフさんと同じく、僕たちと変わらないくらいの年齢の方でした。
とにかく気さくな方で、初めての本格的な撮影ながらも楽しみながら行うことが出来ました。
撮影後はメイクを簡単に落とし、すぐに撮影した写真の確認に入りました。この時になって気づいたのですが、なんと500枚以上も撮影してもらっていました。
撮影した写真の中から気に入ったものをチェックすると、そのチェックした写真を担当の方がその場で編集してくれました。
アルバムの写真配置は全て担当の方にお任せしました。自分たちで選んでも良かったのですが、なにぶん撮影した写真が多すぎて僕たちで決めるのは難しかったからです。

こうして写真撮影が終わり、1ヶ月後に届いたアルバムには本当に驚かされました。
考えていたよりも写真の発色や鮮やかさが良く、こんなにも安い料金でこれほどまでの質のアルバムを残せるとは思ってもいませんでした。
10年経った今でもアルバムの写真は色褪せることなく、あの頃のまま綺麗に残っています。
時々妻と一緒にアルバムを見るのですが、その度にあの頃の自分たちのことを思い出し、これからも頑張っていこうという気持ちになれます。
結婚式を挙げられなかったのは本当に残念でしたが、こうして写真だけでも残せて本当に良かったと思います。